EC-CUBE 4.2 / 4.3 対応 公式マニュアル

SNS商品自動投稿プラグイン

EC-CUBEの商品登録・更新に連動して、FacebookページやX(旧Twitter)へ自動・手動でプロモーション投稿を行う高機能マーケティング連携プラグインです。

1. プラグイン概要と主な機能

『SNS商品自動投稿プラグイン』は、EC-CUBEの管理画面から商品情報をSNSへシームレスに発信し、集客力と購入転換率を最大化するための拡張プラグインです。

商品登録・更新と完全連動

管理画面で商品を保存するだけで、自動的にSNSへプロモーション投稿を実行。

Facebook OAuth 1クリック連携

面倒なトークン手動発行を排除し、OAuth認証でPage IDとトークンを自動取得。

X (Twitter) API & テスト投稿

OAuth 1.0aに対応。設定画面からいつでも即座にテスト投稿が行えます。

GA4 UTMパラメータ自動付与

投稿URLに自動でUTMタグを付加。Googleアナリティクスで流入と売上を正確に測定。

日時指定の予約投稿対応

発売開始日時やセール日時に合わせた予約投稿キュー&Cron連携に対応。

詳細な履歴&エラー特定

直近の投稿成否、SNS投稿URLへのダイレクトジャンプ、エラー詳細を常時確認可能。

2. インストール・有効化

EC-CUBE管理画面の「オーナーズストア」経由、またはCLIコマンドから簡単に導入できます。

1
オーナーズストアからインストール

管理画面 → オーナーズストア → プラグイン一覧 より「SNS商品自動投稿プラグイン」をインストールし、有効化を完了してください。

2
(開発者向け)CLIコマンドでのインストール
# プラグインのインストール
php bin/console eccube:plugin:install --code=SnsAutoPost

# プラグインの有効化
php bin/console eccube:plugin:enable --code=SnsAutoPost

# キャッシュクリア
php bin/console cache:clear --no-warmup

3. 基本設定と共通テンプレート

管理画面 → 設定 → 店舗設定 → SNS自動投稿設定 を開き、「⚙️ 基本設定」タブから共通の動作ルールと投稿文面を設定します。

共通投稿テンプレートで使用可能な変数

テンプレート本文には、以下の動的変数を自由に組み込むことができます。

変数タグ 出力内容 備考・活用例
{name} 商品名 必須推奨。投稿のメインタイトルになります。
{price} 販売価格(税込フォーマット) 例: ¥3,980
{description} 商品説明文(最大300文字) Facebookなど長文が投稿可能なプラットフォーム向け。
{description_short} 商品説明短縮版(最大100文字) X (Twitter) など文字数制限があるSNSに最適。
{url} 商品詳細ページURL (UTM付与) GA4解析用パラメータが自動付与されたURLを出力。
📊 Google アナリティクス 4 (GA4) の自動トラッキング
{url} を含めると、各SNS専用のトラッキングパラメータ(例: ?utm_source=facebook&utm_medium=sns_auto_post&utm_campaign=product_123)が自動で付加されます。GA4の「トラフィック獲得」レポートにて、SNS投稿経由のセッション数や購入コンバージョンを正確に可視化できます。

4. Facebook 連携設定手順 (詳細ガイド)

Facebookページへの自動投稿には、Meta for Developers(旧Facebook Developers)でのアプリ作成と、プラグインによるOAuth 1クリック連携を行います。

1
Meta for Developers でアプリを作成

Meta for Developers にログインし、「アプリを作成 (Create App)」をクリックします。
ユースケース選択画面で「ページですべてを管理 (Manage everything on your Page)」または「ビジネス」を選択して次へ進みます。

2
App ID & App Secret の確認とドメイン登録

作成後、左メニューの「アプリの設定 → 基本設定 (Basic)」を開きます。

  • 表示されている「アプリID (App ID)」と「App Secret」をコピーし、EC-CUBEのプラグイン設定画面に入力します。
  • 「アプリドメイン」に自社ECサイトのドメイン(例: example.com ※httpsや末尾のスラッシュは除く)を入力して保存します。
3
有効なOAuthリダイレクトURIの設定

左メニュー「ビジネス向けFacebookログイン → 設定」を開き、「有効なOAuthリダイレクトURI (Valid OAuth Redirect URIs)」に以下のURLを追加して保存します:

https://[自社サイトのドメイン]/[管理画面パス]/sns_auto_post/facebook/callback
4
アプリのステータスを「ライブ (Live)」に変更

画面上部の「開発中 (In Development)」トグルを切り替えて「ライブ (Live)」状態にします。(※プライバシーポリシーURL等の入力が必要です)

5
EC-CUBE管理画面から1クリック連携実行

EC-CUBEのプラグイン設定画面で「設定を保存」した後、「ステップ2: Facebookページと自動連携」の認証ボタンをクリックします。
Facebookの認可ダイアログが開き、投稿を管理したいFacebookページを選択して承認すると、Page ID と Page Access Token が自動的に保存され、「🟢 連携済み」となります。

⚠️ スコープ権限(Invalid Scopes)エラーが出る場合
Meta Developersの「ユースケース」設定で、pages_manage_posts および pages_read_engagement の権限が追加されていることをご確認ください。

5. Twitter / X 連携設定手順 (詳細ガイド)

X (Twitter) への投稿には、X Developer Platform から発行される 4つのOAuth 1.0a APIキーを設定します。

1
X Developer Portal で App を確認 / 作成

X Developer Console にアクセスし、プロジェクト配下の対象アプリを開きます。

2
User authentication settings (権限設定)

App Settings の「User authentication settings」を開き、App permissions(権限)を必ず「Read and Write」に設定して保存します。
※Read onlyのままだと投稿時に権限エラーが発生します。

3
Keys and Tokens の取得・入力

「Keys and Tokens」タブを開き、以下の4つのキーを取得(またはRegenerate)してプラグイン画面の各入力欄に入力します。

X Developer Portal の項目名 EC-CUBE 設定画面の入力欄
Consumer Keys ➔ API Key API Key (Consumer Key)
Consumer Keys ➔ API Key Secret API Secret (Consumer Secret)
Authentication Tokens ➔ Access Token Access Token
Authentication Tokens ➔ Access Token Secret Access Token Secret
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「Twitter/Xテスト投稿」で動作確認

設定保存後、画面下部の「Twitter/Xテスト投稿」ボタンをクリックします。実際にテストポストが送信され、正常に連携できているか即座に確認できます。

⚠️ X APIの料金プランとクレジット残高(エラー 402 について)
現在のX API仕様では、API経由のポスト(テキスト・画像添付)には Basicプラン以上 または Pay-per-use(従量課金)クレジット が必要です。
残高が $0.00 の場合、投稿時に 402 Credits Depleted エラーとなります。Developer Portalの「Billing / Credits」より事前にクレジットをご購入の上ご利用ください。

6. 商品個別設定・予約投稿

商品管理 → 商品登録・商品編集画面 の下部に「📢 SNS自動投稿 — この商品の個別設定」パネルが追加されます。

1. 投稿モードの選択

  • 全体設定に従う(デフォルト): プラグイン共通設定のルールで自動投稿します。
  • 初回保存時のみ投稿: 初めて商品を登録した時だけ自動投稿し、その後の価格や在庫などの更新時は投稿をスキップ(連投・スパム防止)。
  • 保存のたびに投稿: セールや再入荷など、商品更新のたびに最新情報をSNSへ発信。

2. 対象SNSの個別選択

商品ごとに「Facebookのみ投稿」「Xのみ投稿」など、プラットフォームを個別に有効・無効化できます。

3. 予約投稿機能

「予約投稿」欄に未来の日時(例: 2026/09/01 10:00)を指定すると、即時投稿されずにサーバー内の予約キューに保管され、指定日時を迎えた時点で自動配信されます。

4. 個別投稿テンプレート&文字数カウンター

プラットフォーム別に専用のテンプレートを編集できます。ボタンをクリックするだけで変数を挿入できるショートカットや、X向けのリアルタイム文字数カウンター(最大280文字)も備えています。

7. 投稿履歴・エラーログ管理

プラグイン設定画面の「📜 投稿履歴」タブでは、直近50件のSNS配信ログを一覧表示します。

  • ステータス確認: 成功(緑色バッジ)または 失敗(赤色バッジ)が一目でわかります。
  • 投稿ダイレクトジャンプ: 成功した投稿の「投稿を見る ↗」リンクをクリックすると、実際のFacebook投稿やXポストの画面へ直接アクセスできます。
  • エラー理由の特定: 失敗時には「エラー 402: クレジット不足」「OAuthException: トークン失効」など具体的なレスポンスが記録されるため、スムーズに対処可能です。

8. 自動定期実行 (Cron設定)

予約投稿やCSV一括登録時のキューを自動処理するために、サーバーのCron(定期実行タスク)に以下のコマンドを登録することを推奨します。

# 5分ごとに予約投稿キューを自動処理する場合のCrontab例
*/5 * * * * cd /path/to/ec-cube && php bin/console eccube:sns-auto-post:process-scheduled > /dev/null 2>&1

9. よくある質問・トラブルシューティング

Q. 画像付きで投稿されません(ローカル環境など)
FacebookやXのサーバーは、指定された商品画像URLへインターネット経由で直接アクセスして画像をダウンロード・添付します。そのため、localhost や外部からアクセスできない開発環境では画像が送信できない場合があります。本番環境の公開ドメイン下でお試しください。
Q. Facebookのアクセストークンに有効期限はありますか?
プラグインのOAuth認証で取得されるページアクセストークンは長期有効(実質無期限)のトークンとなりますが、Facebook側のパスワード変更や管理者権限の変更があった場合は再認証が必要になる場合があります。その際は「別のページと連携」ボタンから再度認証を行ってください。
Q. 一度投稿済みの商品を再度自動投稿させたい
商品編集画面のSNS設定パネル下部にある「🔄 ステータスリセット」ボタンをクリックすると、投稿済みフラグが初期化され、再度自動投稿の対象にすることができます。

10. サポート・ライセンス

本プラグインに関するご質問、カスタマイズのご要望、不具合のご報告がございましたら、EC-CUBEオーナーズストアのお問い合わせ窓口または開発元(CubeLab)までお気軽にお問い合わせください。

※ Meta / Facebook および X (Twitter) のAPI仕様変更に伴う外部仕様の変更については、随時バージョンアップにて対応を予定しております。